U-Maの音楽館
ESTERBROOK
ESTERBROOK(エスターブルック) アメリカ
英国出身の発明家・実業家のR.Esterbrookによって、1858年にニュージャージー州で設立された老舗。歴代の大統領や作家達に愛用され、1960年代にはJ.F.ケネディがアポロ計画の予算書に署名する際に使用されたとか。オールドアメリカンを代表するメーカーでしたが事業に行き詰まり、あえなく解散。約50年が経過した2018年に復活しますが、かつてのエスターブルックとは異なります。でもまあ、面白い物を作ってくれれば、私としては文句ありません。
BUNGUBOX × ESTERBROOK花鳥風月(鳥) (Kingfisher Edition Estie) 限定品
スチールニブ、ネジ式キャップ、両用式
東京・神保町に店を構えるBUNGUBOXとESTERBROOKのコラボレーションによる花鳥風月の第2弾です。Kingfisherとはカワセミ(翡翠)のことで、カワセミの翼の緑青色と胸部〜腹部の橙色を主とした、とても凝った軸色が特徴です。余談ですがカワセミには緑青色の色素は無く、あの色は光の干渉によるものです。
BUNGUBOX × エスターブルック 花鳥風月(鳥) 万年筆 細字
エスターブルックの代表モデルであるエスティーをベースとし、ダイヤモンドの微粉を練り込んだ樹脂を複数色組み合わせており、納得できる物にするため何度も試作を重ねたため、予定よりも延び延びになってしまったとか。我が家の蛍光灯の光で撮っているため、この美しい色が上手く表現できないのが残念。
当然ながらこのような物は個体差が激しく、同じ色の配置・模様の物は存在しません。店頭にあった何本かを並べてもらい、第一印象で選んできたのがこれ。比較的明るい色で、光の当たり方によっては白っぽい反射が見られ、なかなか魅力的なのを選んだなと思います。
「鳥」と漢字でレーザー刻印されたニブはJoWo製で、書き味には定評のあるところ。インナーキャップはバネ仕込みでインクが乾きにくくなっています。訳あって今はフルタイム勤務ではなく、だいぶお給料も減って、万年筆の購入はかなり控えていたのですが、これを購入するために他の物を買うのを我慢していたわけです。そして期待以上の物ができあがってきて、それがしも満足しておるところ♪
通常のショップオリジナル品と異なり、エスターブルックでも同じ物を販売しておりますが、日本ではBUNGUBOXの専売です。