U-Maの音楽館

No.111-120



No.111 錦秋


Allegro 変ホ長調 4/4拍子


<MIDIでお題拝借 第80期投稿作品>


 今回のお題は割と素直なフレーズであったため、冒頭から使いました。そしてそのリズムを踏襲し、素直に作曲を進めていった結果がこれです。赤や黄色に色づく景色をイメージしてみましたが、錦秋の○○・・というタイトルの○○の部分が浮かばなかったため、単に錦秋とした次第です。曲はピアノ、アタックを消したデチューンドエレピ、そしてファゴットという構成で、ファゴットは奏者から怒られます(笑)。ファゴットの最高音は大体ト音譜表の真ん中のB♭あたりですが、この曲はそれよりもはるかに高い領域を使用しております。奏者の技量により最高音は変わってくるそうですが、こんな領域で滑らかに演奏するのはほぼ不可能とか。タネを明かせば最初はフルートを設定したのですが、ファゴットの高音部の方が素朴で良い感じだったので、替えてしまったのです。そもそもピアノだけでも良かろうかという曲ですが、ブライトピアノの音色で華やかさを出したものの、全体の響きが軽すぎたので色を添えたのです。

 中間部は一悶着ありまして、最初は左手がずっと16分音符を奏で、右手で旋律を弾くという内容でしたが、そもそもピアノを弾けない私にとって、かなり苦手な部類の表現。大方作り終えた段階でこりゃだめだ・・となり、私らしく8分音符のアルペジオに乗せて、ゆったりと奏でるものへと作り替えてしまいました。作り替え始めたのが〆切の2週間ほど前だったので、ちょっと中間部がお粗末だったかもしれません。ここにファゴットを入れるかどうか少々悩みましたが、結局入れないこととしました。





No.112 春の足音


Andante ロ長調 4/4拍子


<MIDIでお題拝借 第81期投稿作品>


 第22期の初投稿から一度も途切れることなく今回81期。ついに60連チャン達成。もちろんまだ続きますよ。多分。今回のお題は3拍子だったのですが、私には何度聴いても3拍子ではなく4拍子のイメージしか浮かんでこない。なので最後の四分音符を付点二分音符に伸ばし、4拍子を採用しました。

 曲は弦楽合奏にオーボエとハープというシンプルな構成。最初はフルートとオーボエのユニゾンに、クラリネットやファゴット、ホルンを加えたり、色々したのですが、余計な物を削っているうちに、こんなにシンプルになりました。ただその分、第一ヴァイオリンとチェロのパートを2グループに分け、それぞれが旋律を奏でている際にも伴奏を継続させ、伴奏が手薄になるのを解消しました。

 曲名は最初からイメージしていたものではなく、完成した曲を何度か聴いている際に、思いついたものです。

 XG音源でオーケストラ曲を創るのにはちょっとしたジレンマがありまして、XG音源ではヴァイオリン、チェロのパートは柔らかなNo.50のストリングスを、ヴィオラとコントラバスは硬めのNo.49のストリングスを使うのですが、これをGSで再生すると、No.50が立ち上がりの遅い音となってしまい、旋律がぼやけてしまいます。なら全部No.49を使えば良いという話なのですが、XGで創る以上、No.50の柔らかな音は魅力的。結局いつもNo.50を使いますが、どんな音源でもちゃんと聴けるのを作るのは本当に難しいですね。





No.113 ピクニック


Allegro ハ長調 4/4拍子


<MIDIでお題拝借 第82期投稿作品>


 ピクニック:自然豊かな場所に出かけて、あらかじめ調理し、運んだ食べ物をそこで食べること。
 ハイキング:運動のため、または景色を楽しむために長時間歩行すること。

 つまりピクニックは食事を楽しむ事が目的であって、移動手段は問わず、車で行っても良い事になります。一方ハイキングは、歩く事が目的で、景色を楽しみながら都会の土手などを長く歩くのもハイキングってことですね。この曲のイメージは、野山を歩いて行くピクニックです。最初からイメージしていたわけではないですが、創っていたのが4月〜5月と、丁度よい時期だったので、途中から何となくピクニックという曲名になりました。

 ポップ調の曲で、楽器は主旋律担当のBrightに、エレキベース、ジャズギター、ドラムス、いつものOdin、そして今回はDrawber Organを加えています。なお、16トラックのトランペットは超高音を奏でたりしておりますが、これは第1トラックのエコーのような効果を狙っているものです。最近は進化が停止し、似たような曲ばかり創っております。でも明らかな劣化が始まってはいないようなので、これはこれで良いかという感じですね。





No.114 旅立ち


Allegro 変ロ長調 4/4拍子


<MIDIでお題拝借 第83期投稿作品>


 今回のお題は私が提供したもの。他の参加者にとってはどうなのか? ですが、私にとっては当然やりやすいお題なので、割とスムーズに運びました。

 高校時代には吹奏楽部でテナーサックスを吹いていましたので、得意な楽器のはずなのですが、私の曲でサックスを使った曲はそう多くありません。一番好きなオーボエやチェンバロを使う事が多いというのもありますが、独特の奏法をMIDIで再現するのは結構難しいという面もあります。ビブラートを強くかけたりとか、独特な吹き上がりが特徴的ですが、やり過ぎると下品になるし、なかなか難儀します。今回はまだ不完全ですが、もっとサックス独特の表現力を磨きたい・・とは思っています。

 今回はアルトサックスを使いましたが、木管楽器の範疇にありながら、力強い旋律によく合いますね。私にしては前向きな曲調で、何か希望のような物が見えてきたので、旅立ちと名付けました。

 バッキングにはピアノをフィーチャーして、少し遊ばせました。いつも同じ組み合わせでは能がないですし・・。でももっと汚しを入れても良かったかなと、少し反省もしております。ドラムスは16ビートを基調としています。





No.115 Intermezzo #3


Allegro ニ長調−イ長調 4/4拍子


<MIDIでお題拝借 第84期投稿作品>


 今回は参りました。いえ、お題が使いにくかったのではないです。前半部、つまりお題が使われている部分は、割と早いうちに出来ておりました。が、本来そこから展開させて、再び元の雰囲気に戻すというのが私の曲作りの基本スタイルなのですが、今回その展開がま〜〜〜〜〜〜〜〜〜ったく浮かばず、曲作りはぱったり止まってしまい、ただ時が過ぎるばかり。そして〆切の10日ほど前になり、思いあまって全く別の曲をくっつけてしまったわけです。なので、前半と後半が、曲調だけでなく、楽器の編成まで違っています。一緒なのはブラッシュキットのみで、前半はオーボエ、ウッドベース、エレピ、ナイロンギター 後半はジャズギター×2、エレキベース、Odinの編成。もはや曲として破綻しかけているという。

 嫌いではないんですよ。途中でがらっと曲が変わって面白いかなとも思います。でも、こんなことではいけませんよね。そしてタイトルも付けようが無く、Intermezzo #3ということでごまかしてしまいました。こんな曲ですみません。





No.116 微風のソネット


Allegro agevole ヘ長調 4/4拍子


<MIDIでお題拝借 第85期投稿作品>


 sonnet:14行から成るヨーロッパの定型詩、パーカーが製造販売する筆記具製品の一つ(爆)。もちろんSo-netとは何の関係もありません。パーカー・ソネットの滑らかな書き味を表現してもいません(笑)。曲名は公開する季節に合わせて、何となく付けました。

 チェンバロ、ウッドベース、ドラムス、ボンゴ&コンガという変わった編成の曲です。チェンバロ独奏曲として創っていて、物足りないから足していった・・ではなく、最初からこの編成で創りました。こんな編成の曲、聴いた試しがないですが、まあいいかって感じです。創っている途中で、Padやストリングスを入れる案も浮上しましたが、結局入れませんでした。

 チェンバロのパートは2つのトラックに分けていますが、第2トラックはバフストップ(リュートストップ)をかけて響きを押さえた音を再現したものです。いつもは一つのトラックで音色を切り替えるのですが、今回は珍しくメインの音にプラグインボードを使っており、音色の切り替えにタイムラグが発生してしまうので、トラックを分けた次第です。チェンバロはバフストップや装飾音で変化を付けるため、こういう細かいことをやると、何となく本物っぽくなります。

 恐らくピアノプラグインボードの入っていないXG音源では、第1トラックの音が出ません。そして、XG以外の音源では、第1トラックと第2トラックが同じ音色になってしまうと思います。ということで、できればWMAをダウンロードしてお聴き下さい。





No.117 Limonata


Allegro capriccioso 変イ長調 4/4拍子


<MIDIでお題拝借 第86期投稿作品>


 Limonataはイタリア語でレモネード。全くもって気楽に作った曲でして、例のごとくタイトルには苦しんだのですが、何となく爽快なのでラムネにしてみたという。しかもイタリア語にしてごまかすという念の入れよう(笑) 忌まわしきコロナが一向に収まる気配を見せず、さらに今年の梅雨は中休みが無くずっと雨か曇り。気分が滅入ってしまいますが、せめて曲だけは楽しく・・というつもりではあります。

 曲はソプラノサックスのソロとベース、ドラムス、2台のデチューンドエレピの構成で、左のエレピはアタックを消し、強いビブラートをかけています。以前はExpを波打たせていたのですが、今ではModを使って楽をしているという。そして右のエレピは細かい音譜が並んでいますが、入力はあっという間。SSWのアルペジエーターを利用しています(爆)。そしてVelもランダムに変更する機能を利用して、所々自分で直すという省略ぶり。手抜き・・いや、使える機能は使って楽をする・・ってことで♪(風泉さんに叱られるな)。

 そしてこの曲は、中間部でバッハのフーガト短調BWV578をパクって・・じゃなくてオマージュとかインスパイアと言えばいいんですかね(笑) BWV578の旋律の断片が、ヘ短調、変イ長調で現れます。中間部は短調で開始したかったので、色々と旋律を思い浮かべているうち、ふとこのBWV578が出てきたので使っちゃいました。バッハ先生の作品でしたら著作権法上何の問題も無いですし♪